コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

グループウェアのクラウド型とオンプレミス型の違いとは?

第06回 20年01月更新

鈴与シンワート企画部A氏

グループウェアにはクラウド型とオンプレミス型の二つがあるのをご存知でしょうか?そもそもクラウドやオンプレミスとはどういう意味なのでしょうか?それぞれのメリットも考えながら、グループウェアのクラウド型とオンプレミス型の違いを考えてみましょう。

クラウドサービスってなに?

普段パソコンを何気なく使いますが、利用者にとって端末の先にあるコンピュータの様子がどうなっているのか分かりません。この様子を、知識のある方が図で解説する場合、雲の塊のように表現したことから、雲=cloud(クラウド)という言葉が登場しました。

クラウドという名前の付いた言葉にクラウドサービスというものがあります。これはネットワーク経由でデータやソフトウェアなどのサービスを利用者に提供するものです。

利用者側はPCやスマートフォンなどの端末、Webブラウザ、インターネット環境の、最低限の環境を整えることでクラウドサービスを利用できます。自宅でやっていた仕事の続きを、出先でできるようになったのもクラウドサービスのおかげです。

クラウドサービスのメリットとは?

クラウドサービスを利用する最大のメリットは、初期費用が安く、簡単に導入できるということです。それぞれの企業が独自にシステムを開発したり、ソフトウェアを購入したりする必要ありません。システムの維持管理のための担当者を置く必要もなく、コスト削減にもなります。

インターネットが使える環境下では、どこにいてもサービスが利用できるというメリットもあります。出先でもメールの送受信、発注などの業務、資料の送付などができます。

クラウドサービスは常に最新のセキュリティ環境で利用できるようになっています。プロに管理してもらえるので、利用者のセキュリティ面での評価は高いものがあります。

総務省が企業に対して行った調査でも、クラウドサービスを利用する理由として「資産面・保守面での体制を社内で持つ必要がない」、「どこでもサービスが利用できる」、「初期導入コストが安価」などが上位を占めています。

オンプレミスってなに?

オンプレミスとは、サーバやソフトウェアなどの情報システムを自社の設備内に保有し、運用することを指します。

オンプレミスは従来から企業が一般的に利用してきた形態でした。ところがインターネット上に仮想のサーバを置くクラウドが登場・普及したため、それと区別するために対義語としてオンプレミスという言葉が使われるようになりました。

クラウドサービスが浸透するにつれ、オンプレミスからクラウドへ移行が進みました。サーバなどのインフラ環境があらかじめ拡張可能な仮想環境で提供されるため、必要なサービスの分だけの使用料金を支払えばよく、コストを抑えることができたからです。

しかし、最近ではカスタム性の高さなどからオンプレミスのよさも見直されています。またクラウドとオンプレミスのメリットを最大限に活かす「ハイブリッドクラウド」という形態も登場しています。

オンプレミスのメリットとは?

オンプレミスのメリットの一つに、セキュリティ上の安全性がかなり高いという点があります。オンプレミスは自社のネットワークだけでシステムが運用されます。第三者が入りにくい空間になるため安心して使用できます。

柔軟なカスタマイズができるというメリットもあります。オンプレミスは自社だけで構築されるシステムであるため、技術力さえ持ち合わせれば企業の特性に合った自由なカスタマイズができます。

さらにオンプレミスでは既存システムとの連携がしやすいというメリットがあります。ネットワークサービス、情報システムなど、以前から導入しているシステムがあっても、連携はスムーズです。システムを追加したり、統合したりすることも自由にできます。

グループウェアのクラウド型とオンプレミス型の違いとは?

グループウェアにおけるクラウド型とオンプレミス型の違いは、システムを利用するためのサーバが社内外どちらにあるかという点です。

クラウド型は、インターネット上のサーバ内でソフトウェアを使います。安価で短期間での導入が可能であるというメリットがあります。

ただ外部のサーバを利用するので情報漏洩の可能性はゼロとは言えません。またカスタマイズがやや難しいというデメリットもあります。

オンプレミス型は、自社内のサーバに専用のソフトウェアをインストールして利用する形態です。

カスタマイズがしやすい、既存のシステムとの連携がしやすい、セキュリティが強固であるなどのメリットがあります。

ただ導入においてはコストと時間がかかるというのが大きなデメリットです。

グループウェアのクラウド型とオンプレミス型の違いについて

クラウドとはコンピュータの形態を図で説明する時に、「雲」のように表現したことで登場した言葉で、ネットワーク経由でソフトウェアなどを利用するという形態です。初期費用が安く簡単に利用できます。インターネット環境があれば場所を問わないというのも魅力です。オンプレミスはサーバなどの情報システムを自前で用意し運用するという形態です。セキュリティは高く、柔軟なカスタマイズが可能であるというメリットがあります。グループウェアにもクラウド型とオンプレミス型の2つの形態があります。専門の担当者を置く余裕があるのか、予算をどの程度かけることができるのか、といったことを考慮し、貴社にふさわしいグループウェアを選択して下さい。

著者プロフィール(鈴与シンワート企画部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、企画部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。