コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

人手不足を解消するにはどうしたらいいの?①

第106回 21年09月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

日々の業務において人手不足を感じることはありませんか?実は今、多くの企業で人手不足が問題となっています。人手不足になると、どのような影響があるのでしょうか?それを解消するにはどうすればよいのでしょうか?ここでは人手不足について考えてみましょう。

 

企業において人手不足ってどういうこと?

人手不足とは、企業が経営を続けるうえで必要な従業員が不足して、事業が行えない、もしくは継続しにくい状況に陥ることです。

人手不足を放置すると、需要に対して製品の生産やサービスの供給が追いつかなくなり、必然的に1人当たりの従業員にかかる業務の負担が増えてしまいます。

さらに、業務がスムーズに進まないなどの状況が、部署内の人間関係にも影響を及ぼすため、労働環境がどんどん悪化し、それが続くと従業員の離職が少しずつ増えていきます。

人手不足の影響はそれだけに留まらず、残業による人件費増加などのコスト負担の上昇を引き起こし、業績も悪化していきます。

人手不足は特定の業種だけではなく、産業界全体の問題となっています。特に人的な生産能力の減少が事業継続の危機に直結する中小企業では、深刻な問題として取り上げられています。

 

日本はなんで人手不足なの?

日本の人手不足の原因の一つに、少子高齢化による就労可能な人口の減少ということがあります。

2019年時点で日本の総人口は9年連続で減少し、44の都道府県で75歳以上の人口割合が15歳以下の人口割合を上回り、少子高齢化の進行が止まりません。このような状況で、就労可能な人口が減少し続け、各企業は慢性的な人手不足に陥っているのです。

ライフワークバランスを重視するなど、労働者側の価値観の変化も人手不足に結び付いています。労働者は各企業の細かな条件を選択するようになり、今までのように簡単には人材確保ができなくなっているのです。

人手不足は労働環境の悪化を招きます。そうなると条件のよい企業へ転職していくことで離職者が増え、人手不足はさらに深刻化します。

 

深刻な人手不足は企業経営にどう影響するの?

人手不足が深刻化すると、企業の経営自体に大きな問題が発生します。まず、従業員の数が足りず、業務がスムーズに行えなくなることから、手広く業務を展開することが難しくなります。その結果、事業規模までも縮小することになり、利益が減少してしまうことにつながります。

そして、従業員の残業時間が増加し、日々の疲労が重なった結果、業務パフォーマンスが下がったり、ストレスを抱え病気を患いやすくなったりという状況を招きます。

さらに事態が悪化すると、現在いる従業員の離職も進み、ますます経営が困難になるという負の連鎖が生まれる可能性が高くなります。

企業の技術やノウハウなどを下の世代に教え、伝承していくためにも、従業員の定着率を高め、新しい世代が入りやすい環境作りを行なうことが大切です。

 

人手不足解消に従業員の待遇を改善するのが重要な理由とは?

人手不足は従業員の負担増を招き、長時間労働の原因にもなります。さらに給与水準が低く、福利厚生も十分でなければブラック企業のレッテルを貼られ、離職率が高まり人手不足に輪をかけます。

人手不足を解消するには新規採用も大事ですが、仕事に慣れた従業員の流出を防ぐことはもっと大事です。慢性的な人手不足解消に、今多くの企業が待遇改善に着手しています。

日本の企業の多くは基本給を低くし、それを各種手当で補うという給与体系を取っています。基本給が低いのは将来の退職金が高くなりすぎるからというのも一つの原因ですが、従業員に長く働いて欲しいのなら基本給自体を上げ、「働き続けたらこんなに多くの退職金が出る」というアピールも必要です。給与面での改善がなされれば従業員のモチベーションは上がること間違いなしです。

また、給与面だけでなく福利厚生面での待遇改善も求められます。中でも企業が独自に導入できる法定外福利厚生の充実は特に大事です。

 

人手不足解消にアウトソーシングを活用するのが重要な理由とは?

企業においては人手不足解消にアウトソーシングを活用することが大事だと言われます。

アウトソーシングを活用すると、コアな業務以外を切り離してアウトソーシングすることで、従業員の労働力をよりコアな業務に集中させることができます。重要度が低い業務に追われることなく、より大切な業務に人員を投入できるようになります。

経験豊富な外部の専門家の知識やノウハウにより、アウトソーシングした業務の質と効率がアップするというメリットもあります。

業務の棚卸しや標準化が進まなければアウトソーシングはできません。アウトソーシングの準備段階で、普段できなかった業務の標準化ができるだけでなく、組織の肥大化を防止できるというメリットも生まれます。

また、残業代を始めとする人件費などの固定費が削減できるという大きなメリットもあります。

 

人手不足を解消する方法について①

人手不足とは、企業の従業員が不足して事業が行えない、もしくは継続しにくい状況に陥ることです。人手不足の大きな原因は、少子高齢化により就労可能な人口が減ったことです。
人手不足が深刻化すると、手広く業務を展開することが難しくなり、利益が減少してしまうことにつながります。従業員も疲弊し、定着率も悪化します。人手不足を解消するのに多くの企業が待遇改善に着手しています。給与面だけでなく福利厚生面でも充実できれば離職も最小限にくい止められます。
限られた人員を上手に使うにはアウトソーシングの活用も効果的です。アウトソーシングすることで業務の標準化も進むというメリットもあります。人材不足に手をこまねいているだけでなく、いろいろな取り組みを始めてみましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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