コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

法定外福利厚生ってなに?なんで必要なの?②

第110回 21年10月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

皆さんの会社には何か変わった法定外福利厚生はあるでしょうか?この変わった法定外福利厚生は求職者の目に止まり話題にもなっています。そしてそれが魅力と感じ入社してくる方もいます。人手不足解消の決め手にもなり得る法定外福利厚生について掘り下げてみましょう。

 

企業は福利厚生と賃金のどちらに力を入れるべきなの?

給与とは労働への対価として支払われるお金です。ところが、この給与は課税の対象となっており、増加するにつれて従業員への税負担が増えるという現実があります。そこで、福利厚生を充実させるという方法があります。

福利厚生とは、従業員やその家族の生活の安定や、労働環境の改善のための非課税のお金です。福利厚生を充実させると、人材不足が解消できる、企業イメージがアップする、節税ができる、従業員の健康管理ができるといったさまざまなメリットがあります。

その一方で、個人の事情によって受けられる福利厚生の違いから、利用率の差による不満が生まれます。また、企業側には大変な管理とコストがかかるという点がデメリットになります。

とは言え、福利厚生を充実させることによって節税した方が、企業にとっても従業員にとってもメリットの方が大きいと思われます。

 

家賃補助ってなに?法定外福利厚生として家賃補助が人気の理由とは?

家賃補助は従業員が賃貸住宅に住んでいる場合、その家賃の一部を補助するというものです。法定外福利厚生であるため、法的な制限や上限などはなく、企業が自由に金額や支給方法などを設定できます。

人によって家賃が違うため、従業員の状況に応じて金額を設定する企業や、どの従業員も一律の金額で支給するという企業もありますが、家賃補助の相場は10000円~20000円と言われています。

しかし、最近は感染症の拡大に伴い、在宅勤務手当など新しい福利厚生制度ができたり、在宅勤務などでオフィスが仕事場でなくなり、住宅に関する福利厚生制度自体が変わってきたりしているため、家賃補助については縮小・廃止する企業も少なくない状況です。

とは言え、生活と切り離せない出費である家賃を補助してもらえるという支援は、従業員にとってありがたく、法定外福利厚生制度の中では人気があり、重要視する方も多いのが現状です。

 

法定外福利厚生として昼食補助が人気の理由とは?

ある企業が行った調査では、「あってよかった福利厚生」の第1位が食堂・昼食補助だったそうです。

これらは昼食代の節約となり家計を助けてくれることから、従業員だけでなく、その家族にとっても有り難い制度であると言えます。

日本の昼食補助は法定外福利厚生であるため企業によって差がありますが、より充実した食事補助のために制度の改善が議論されています。導入に費用のかかる社員食堂の代わりに、形式にとらわれないサポートを取り入れる企業もあります。

お弁当の宅配サービス、社内コンビニ、おかずが買える自販機などが登場していますが、これらはすべて外出不要です。感染症予防の観点からも、このような昼食補助の形態は今後ますます重宝されそうです。

 

変わった法定外福利厚生の出戻り制度ってなに?どういう効果がある?

転職・結婚・育児・介護などで一度退職した人が、また同じ企業に採用されることを「出戻り制度」と言います。再雇用する企業にとっても大きな利点があり、近年この制度を持つ企業が増加しています。

出戻りした従業員は、以前同じ企業で働いていた経験があるので、その人の人となりが分かっているという安心感があります。

そして、その従業員が企業の業務についてある程度把握している場合が多く、人手不足が深刻化する中、即戦力として働いてもらえるのは企業にとってもありがたいことです。

さまざまな世界を見てきた出戻り従業員を受け入れることは、違う視点を取り入れることができるという点でも、大きなメリットとなります。

しかし、過去のやり方にこだわってしまい順応できなかったり、既存従業員の不平不満が高まってしまったりする場合もあります。出戻りした従業員の採用を成功させるには、人事評価の見直しや、既存従業員とのバランスを図ることが大切です。

 

変わった法定外福利厚生の失恋休暇ってなに?どういう効果がある?

休暇に関する法定外福利厚生として、リフレッシュ休暇やアニバーサリー休暇、生理休暇に並んで、失恋休暇というユニークな法定外福利厚生を導入している企業もあります。

この失恋休暇とは、文字通り失恋したら取得できる休暇で、失恋した年代や心の傷の深さなどによって、1日、2日、3日と、休暇の日数が定められています。

例えばある企業では、失恋した年齢が20代前半なら1日、20代後半なら2日、30歳以上は3日の失恋休暇が取れ、心の痛みの程度により、さらに日数が加算される制度となっています。

失恋などの対人関係のトラブルは管理職でも手に負えません。休暇を取ることでメンタルヘルスがケアされ、リフレッシュして仕事に集中できるのならこの制度も成功と言えます。

 

法定外福利厚生について②

福利厚生は企業側には大変な管理とコストがかかりますが、課税されないという点や従業員に喜んでもらえるという点を考えると福利厚生の充実は大切です。
家賃補助は従業員が支払う家賃の一部を補助するというものですが、生活と切り離せない出費であるため人気があります。些細なことですが、従業員にとって人気があるのが昼食補助です。最近は社員食堂に代わる新しい昼食補助の形態が誕生しています。
いろいろな事情で一度退職した人をまた採用することを「出戻り制度」と言います。人手不足解消の一助となります。さらに、ユニークな法定外福利厚生として失恋後の痛手を癒す失恋休暇を取り入れている企業もあります。
失恋休暇に代表されるように、メンタルのケアやリフレッシュというのは法定外福利厚生の重要なポイントとなっています。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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