コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

副業OKにするとどんなメリットが有るの?

第115回 21年11月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

いくつもの効果があるワークライフバランスですが、皆さんの会社では何か課題は無いでしょうか?ワークライフバランスについてはいろいろな施策が登場しています。ここではワークライフバランスの効果を考えるとともに、課題や解決策についても触れておきましょう。

 

ワークライフバランスでコミュニケーションが活性化するのはなぜ?

ワークライフバランスを日本語に訳すと「生活と仕事の調和」となり、生活と仕事の両立から相乗効果を生もうという取り組みのことです。

休暇制度の充実、勤務時間の短縮、働き方の多様化、福利厚生制度の充実などにより、人材の確保と流出防止、生産性の向上、従業員の心身の健康向上、企業の体質改善などのメリットが生まれます。

ワークライフバランスの実現に社内コミュニケーション無しでは推進できません。制度を作るのは企業側であっても、アンケートなどで従業員の意見もくみ取らなければなりません。ワークライフバランスを考える過程で、すでに社内のコミュニケーションが活性化しているのです。

人材の流出が減れば、仕事に慣れた優秀な方に長期間働いてもらえます。気心の知れた仲間なら職場の雰囲気もよくなり、自然とコミュニケーションは円滑になります。

また、社内で話しやすい空間を設けたり、フレックス制度やテレワークといった働き方をしている従業員にはITツールを活用したりすることによって、社内コミュニケーションの活性化の可能性も広まります。

こうした社内コミュニケーションが生産性の向上につながり、従業員満足度だけでなく顧客満足度が高まることで企業ブランドの向上にもつながります。

 

ワークライフバランスで企業の競争力が高まるのはなぜ?

適正な労働力を持ち、生産性を向上させることが企業にとっての課題となります。それをクリアするには従業員が働きやすい環境を整える、ワークライフバランスの向上が欠かせません。

ワークライフバランスが向上すればさまざまなメリットが生まれますが、企業にとってのメリットに競争力を高められるという点があります。

例えば女性の視点を活かした商品やサービスは、今や企業にとっては必要不可欠なものとなっています。女性が仕事と家庭を両立できる職場環境が整えば、多様な価値観やキャリアを持つ人材を確保でき、企業の競争力はアップします。

ワークライフバランスを整えることができれば、離職率が低下し優秀な人材が流出するのを防げます。また、労働条件の多様化で、これまで仕事をあきらめていた優秀な人材の発掘も可能となります。

こういった優秀な人材が健康で仕事を続けることができれば、企業の生産性は向上し、他社にも劣らない競争力を持つことができます。

 

ワークライフバランスで従業員が不公平を感じない方法とは?

企業で働く人は年齢、仕事内容、家庭環境にそれぞれ違いがあります。そのためワークライフバランスに対する考え方にも違いがあり、中には不公平を感じる方もいます。

例えば、育児休暇など子どもを持つ従業員を優遇するような制度を多く設けた場合、独身の従業員、既に子育てを過ぎた世代の従業員はまったく恩恵を受けることはありません。これら恩恵を受けない従業員からは不公平感が生まれます。

働き方においても、テレワークをする従業員はオフィスに行かないためオフィスの清掃や電話対応などの仕事とは無縁です。しかし、オフィスで働く従業員はほぼ毎日これらの仕事に時間を割かれます。オフィスで働く従業員は不公平感を感じることになります。

社内で不平や不満が生まれる事態を防ぐには、ワークライフバランスの諸施策を作る人事部だけでなく、企業全体でワークライフバランスの推進に取り組むことが必要です。

従業員間の不公平感を生まないためにも、事前のアンケート調査を行い、実情を把握して制度に反映していくのも一つの方法です。

 

ワークライフバランスに伴う給与減額の対策とは?

ワークライフバランスでは、長時間労働の削減も取り組みの1つになっています。ただ残業を減らすだけでは、残業代が削減される不安が生じたり、従業員が仕事を持ち帰って行ったりすることになり、何の解決にもなりません。

そのためにも、従業員の意識改革と共に、短時間労働制度や休暇の奨励、テレワークの導入といった労働環境の改善を行うことによって、従業員が柔軟に働ける環境を作ることが求められます。

残業代についても、企業側が残業規制で削減したコストで手当や賞与、福利厚生制度の充実に回すことによって、収入の削減の影響を受けないままワークライフバランスを実現しやすくなります。

このようにして、目的やメリットを明確にしたうえで、従業員にも協力してもらえるように工夫しながら残業規制やそれに対する給与削減の対策を行うことが企業側に求められています。

 

ワークライフバランスで出る効果、課題と解決策について

ワークライフバランスを推進していく過程では従業員全員とのコミュニケーションは必要不可欠です。一つの制度を作り上げていくと社内コミュニケーションが自然に活性化します。
ワークライフバランスが進めば多様な価値観やキャリアを持つ人材が確保でき、企業の競争力はアップします。ワークライフバランスではこれまでのような長時間労働は減り、残業代も少なくなります。この分については削減できたコストを福利厚生や諸手当に回すことで従業員に不満を与えずワークライフバランスを進めることができます。
ワークライフバランスを推進するうえでさまざまな課題にぶつかります。そこで引き返すことなく進むことができれば、企業は新しいステージに登ることができるでしょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

バックナンバー