コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

ワーケーションって何?①

第116回 21年11月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

最近聞くようになったワーケーションという言葉をご存知でしょうか?
仕事と休暇を組み合わせた全く新しい働き方のことですが、具体的にワーケーションとはどういうものか、また注目され始めた理由やメリット・デメリットは何があるのか等を調べていきましょう。

 

ワーケーションって何?

ワーケーションとはwork(仕事)とvacation(休暇)を組み合わせた造語で、英語ではworkcationという綴りになります。

文字通り、仕事と休暇を組み合わせた働き方のことを意味し、観光地やリゾート地、地方や帰省先など、普段の職場とは異なる場所でリモートワークをしながら、仕事と休暇を両立できるワークスタイルと言えます。

ワーケーションは、ノートパソコンやインターネットとモバイルブロードバンドが急速に普及した2000年代、仕事に対する意識が高いアメリカで始まったとされています。日本でも情報通信技術の発展に伴い、IT産業のような出社勤務の必要ない企業が、サテライト・オフィスを活用するようになったことで広まりました。

そして近年の働き方改革と新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、ニューノーマルな働き方として取り入れる企業が増え、環境省も補助金を出すなど注目を集めています。

 

ワーケーションが注目され人気になった理由とは?

コロナ禍は、従来から言われてきた働き方改革を一気に進めました。そこで大きく進んだのがリモートワークの導入であり、その延長線上にあるワーケーションになります。

仕事も休暇も一つの場所で行えるワーケーションは、従業員・企業・地方のいずれにとっても魅力的です。

従業員にとっては、いつもと違う環境に身を置き家族と過ごすことでリフレッシュができ、ストレスの軽減や新しいアイデアを生みだす好機にもなり得ます。

企業側としては、従業員満足度や生産性の向上、日本企業の懸案である有給休暇取得の促進も期待できます。これは、求人時のアピールポイントにもなります。

また、大都市に集中している企業の従業員の多くが地方で過ごすようになれば、まさに地方と大都市の人口格差問題を解決する一助となります。

 

ワーケーションをする従業員のメリットとは?

ワーケーションを行うことによって、従業員にはまずは集中して仕事ができるというメリットがあります。自宅でも会社でもない場所で仕事をすることで、日常的な環境や外部からの来客・電話などに時間を割かれずに、集中力して仕事を進められます。

また、仕事のモチベーションや効率のアップにつながるというメリットもあります。ワーケーションでは仕事の合間に温泉やビーチといった観光スポットを気軽に訪れることができるため、よい気分転換になるからです。

例えばビーチリゾートで午前から夕方までは仕事をして、それ以外の時間は海で泳いだり浜辺を散歩したり、といったことも可能になります。

そして、ただの旅行のためではなく滞在先で仕事をするという条件があることで、気兼ねなく長期休暇の申請ができることから、ワークライフバランスの改善にもつながります。

 

ワーケーションをする従業員のデメリットとは?

ワーケーションを有効に活用するには、従業員が自己管理をしっかり行わなければなりません。また、企業側と従業員の間で信頼関係が成り立っていることが大前提となります。

ワーケーションの導入で従業員にとっては、仕事と休暇の境界が曖昧で切り替えが難しくなるというデメリットがあります。普段会社で感じるプレッシャーがないので、集中力を欠く恐れがあります。逆に制限がなくて過度に仕事をする恐れもあります。

上司や同僚とのコミュニケーションの機会が減ることも大きなデメリットです。相談や打ち合わせがあるのに連絡がとりにくかったり、コミュニケーションそのものにコストがかかったりすることになります。

 

ワーケーションを誘致している自治体や誘致の方法とは?

多くの自治体が、観光業などの経済効果を始め、都市からの優秀な人材の流入という効果をもたらすとしてワーケーションの導入に積極的になっています。

2019年にはワーケーション自治体協議会(WAJ)という組織が立ちあげられ、2021年5月現在で全国185の自治体がWAJの会員となっています。

北海道では函館や北見市がワーケーションに力を入れています。長野県では軽井沢などの人気リゾート地が誘致に力を入れています。和歌山県がワーケーション誘致に力を入れているのが白浜町です。また、沖縄は政府もワーケーションを推奨しており、海を満喫しながら仕事ができるのは夢のようです。

自治体としてワーケーションを誘致するために、魅力的な観光コンテンツの開発を始め、リモートワークできる通信環境など、離れていても仕事に支障をきたすことのない環境を整える必要があります。

自治体によっては、ワーケーション向けのポータルサイトの運営、ワーケーション宿泊をふるさと納税の返礼品として導入、アクティビティプランの用意、などに取り組んでいるところもあります。

 

ワーケーションについて①

ワーケーションとはwork(仕事)とvacation(休暇)を組み合わせた造語で、仕事と休暇を組み合わせた働き方のことを意味します。コロナ禍は、従来言われていた働き方改革を一気に進めました。そこで大きく進んだのがリモートワークとその延長線上にあるワーケーションです。

従業員にとってワーケーションは、仕事に集中でき気分転換しやすいなどのメリットがあります。ただ、仕事と休暇の切り替えが難しくなる、コミュニケーションが取りづらくなる、といったデメリットもあります。

全国でたくさんの自治体がワーケーションの誘致に積極的になっています。働き方改革という点でも注目を集めるワーケーションはこれからますます進化しそうです。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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