コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

オープンソースグループウェアのメリット・デメリットとは?

第38回 20年08月更新

鈴与シンワートDX推進部A氏

グループウェアはコミュニケーションや業務の効率化が図れ、導入する企業が増えています。その形態の一つに、オープンソースというのがあるのをご存知でしょうか?ここではオープンソースグループウェアのメリットやデメリットについて考えてみましょう。

 

グループウェアってなに?

グループウェアとは、社内のコミュニケーション並びに業務を円滑にするためのツールで、掲示板機能、スケジュール管理機能、ファイル共有機能など、さまざまな機能を有します。

企業などの組織内のコンピュータネットワークシステムを活用し、ネットワークに接続されたコンピュータ同士でのスムーズな情報共有やコミュニケーションを実現します。このシステムは登場から20年以上の歴史があり、多くの企業で活用されています。

近年では大企業のみならず、中小企業向けのグループウェアや、特定の機能に特化したグループウェアなども登場しています。そのためグループウェアの種類は多岐に渡っており、自社にとって最適なシステムを選ぶことが可能となっています。

 

オープンソースって何?

オープンソースとはソースコードのすべてが公開されているソフトウェアのことで、英語のOpen Source Softwareの頭文字をとってOSSとも呼ぶことがあります。ここでソースコードとは、プログラミング言語によって書かれた、コンピュータプログラムを表現する文字列です。

スマートフォンのOSとして利用されているAndroidや、ホームページを作成するために近年よく利用されるWordPressなどもオープンソースの1つです。

オープンソースは、セキュリティの脆弱性対策やバグ修正をしたり、機能を追加・維持したりするために、世界中の開発者が参加するコミュニティや開発元企業で開発されています。そのため、高品質かつ安全にシステムを利用することができます。

時間的、人的コストを抑えて開発を行うこともできるため、開発元以外の企業がオープンソースを利用して開発を行う場合もあります。

 

なぜ企業はソースコードを公開するの?

ソフトウェアを開発した場合、ライセンスを有料で配布することが可能です、しかしその場合、たくさんのエンジニアが開発するソフトウェアと競合することになります。

仮にオープンソースとして公開し、それが優秀なソフトウェアだと認められれば、そのソフトウェアを取り巻くコミュニティが誕生し、より優れたものへと進化させてくれます。

また特定の技術者に頼らなくても開発が進められるという利点もあります。万一、開発したエンジニアがいなくなっても、コミュニティに属する他のエンジニアたちが代わりに成長させてくれます。

オープンソース化するということはソースコードを公開することですが、著作権を保ったまま特定のエンジニアに頼ることなく開発が続けられるのです。

 

オープンソースのグループウェアを使用するメリットとって何?

オープンソースという形態では、ソースコードの書き換えや改造したソフトの再配布が誰でも可能になります。そのため、自由度が高いグループウェアになります。

オープンソースの最大のメリットは、自社に合った自由なカスタマイズができるという点です。自社の業務内容に合わせてカスタマイズできるので、何度も手を加えることにより、自社の業務にマッチしたグループウェアに近づきます。技術力のあるIT要員さえ確保すれば、業務の効率化はどんどん進みます。

また低コストで利用できるというメリットもあります。初期費用や、アカウントや機能追加により発生するコストも要しないため、予算をかけられない企業には助かります。

 

オープンソースのグループウェアを使用するデメリットって何?

オープンソースのグループウェアでは、カスタマイズするのに専門的な知識が必要になるというデメリットがあります。自由にカスタマイズできるのは、企業の業務内容に合うので便利なようですが、ソースコードの改変は専門的な知識無しではできません。

この形態はユーザーが独自にカスタマイズすることを前提としているので、企業側が独自に開発しなければならないのです。

そのためにIT技術に長けた社員を確保しておく必要があります。仮に導入しても、カスタマイズに時間がかかり、利用できるまで待たなければなりません。

通常のグループウェアと比較して、サポート体制が完全でないというデメリットもあります。不具合が生じた場合などのトラブル対応は、自社で行う必要があるのです。そのためには導入時に少し時間とコストをかけ、機材や備品を自前で調達しておく必要があります。

 

オープンソースグループウェアのメリット・デメリットについて

グループウェアは、社内のコミュニケーションや業務の円滑化に、今や欠かせないツールでとなっています。その形態として、「オープンソース」があります。
オープンソースとはソースコードのすべてが公開されているソフトウェアのことで、優秀なソフトウェアだと認められればコミュニティが誕生し、より優れたものへと進化させてくれます。オープンソースの最大のメリットは、自社に合った自由なカスタマイズができるという点です。ただIT技術に長けた社員を確保しておかなければならないというデメリットがあります。
これらの特徴をきちんと理解したうえで、オープンソースグループウェアのメリットを最大限に活かしましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートDX推進部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、DX推進部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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