コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

オープンソースのメリットとは?

第41回 20年09月更新

鈴与シンワートDX推進部A氏

IT関連に詳しくない方でも、オープンソースという言葉を聞かれたことがあるのではありませんか?このオープンソースとはそもそもどういうものなのでしょうか?それを解明するとともに、オープンソースのメリットなどもあげてみましょう。

 

オープンソースってなに?

プログラムがコンピューターによって実行される際、「機械語」によって内容を理解し実行されます。しかし人間は自分達の解読可能な「プログラミング言語」によってプログラムを記述しています。

そのプログラミング言語で書かれた文字列のことをソースコードと呼びます。オープンソースとはソースコードの中でも、ソースコードの全てが公開されたソフトウェアのことで、英語表記はOpen Source SoftwareでOSSと略します。このオープンソースには身近な例ではウェブサイトの作成などに利用される「WordPress」があります。

オープンソースは、インターネットなどを通じて誰でも簡単に入手できるソフトウェアです。無償で自由に利用でき、複製、改変、再配布、自らが開発したプログラムへの組み込みなどが可能です。

ただし、利用条件や規約、利用者の義務などが一切ないわけではなく、「オープンソースライセンス」と総称される利用許諾契約に基づいて公表されることが普通です。

OSSに似たソフトウェアにフリーソフトがあります。無償で提供されている点は同じですが、ソースコードが公開されているものは少なく、コードの監査や脆弱性のチェックなどができません。改変、再配布自体が認められていないことも多いです。

 

OSSは自由にカスタマイズができるのはなぜ?

ソースコードは企業やエンジニアが自らの技術力を結集した資産であるため、企業秘密で公開されないのが一般的です。

これに対してOSSはソースコードが公開され自由に見られるだけでなく、このコードの書き足しをしたり、別のシステムに組み込んだりと、自由にカスタマイズすることができます。

OSSのメリットは、ライセンス費用が掛からないため低コストで導入でき、さまざまな面で自由度が高いソフトウェアです。不具合の修正や上述したカスタマイズも利用者側でできます。ただし、技術力が求められ、構築・保守・運用も利用者側で行う必要があります。

 

OSSは低コストで使用できるのはなぜ?

OSSを利用するメリットはたくさんありますが、そのうちの一つに低コストで利用できるという点があります。

まずOSSを利用するメリットは無償で利用できるということです。有償ソフトウェアと異なり、保守期限切れによるソフトウェアのアップデートが強要されないため、安定したバージョンを長く使えます。

初期費用だけでなく、導入後のライセンス管理や定期的なリプレース費用なども削減できるため、ソフトウェア開発においては重宝されます。

一概には言えませんが、よく利用されるOSSであれば書籍やインターネット情報が多数存在します。書籍を買って読めば、簡単に概要はつかめます。またインターネットではコミュニティで開発者や利用者の声を聞くこともできます。これらの情報源を利用すれば、低コストでそのOSSについて知ることができます。

 

ソースコードを公開するとバグを発見できるのはなぜ?

OSSのOSやデータベースは、企業が利用することも目的としているので、企業が要求するレベルの環境に耐えられる機能や品質を持っています。

脆弱性への対策やバグの修正、機能追加、機能拡張などを継続的に維持するために、世界中の開発者がコミュニティに参加して活動しています。このため、バグが発見されることも多くなっています。

公開することでソフトウェアは世界中の多くの人の目に触れることになります。これにより開発者すら気が付かなったシステム上のバグ(不具合)が、別のエンジニアによって指摘・解消されることがよくあります。

 

ソースコードを公開すると技術の高さをアピールできるのはなぜ?

ソースコードを公開することで、エンジニアとしての個人の市場価値を高めることができます。また会社として企業の知名度向上が可能です。

オープンソースとして公開したソフトウェアが優秀なソフトウェアだと認められると、賛同するコミュニティにより、さらに洗練されたソースコードへと進化していきます。

そして、ソースコードを公開した企業やエンジニアは、先駆者として技術力の高さや着想を高くアピールできることになるのです。

 

オープンソースのメリットについて

プログラミング言語で書かれた文字列のことをソースコードと呼びます。オープンソースのソフトウェアとは、ソースコードが公開されたソフトウェアで、無償で利用でき、改変・再配布が自由に許可されています。
OSSはそのソースコードに書き込んだり、別のシステムに組み込んだりと、自由にカスタマイズできます。初期費用だけでなく、リプレース費用なども削減できます。
たくさんのエンジニアの目に触れるので、バグも容易に発見でき修正が加えられます。ソフトウェアを公開することで、公開したエンジニアの技術の高さをアピールすることもできます。
メリットがたくさんあるオープンソースのソフトウェアを使い、自社にマッチするシステムの構築を図りましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートDX推進部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、DX推進部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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