コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

ライフワークバランスってなに?

第44回 20年09月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

皆さんはライフワークバランスという言葉の意味をご存知でしょうか?構成された単語の意味が分かれば、ライフワークバランスの意味は見えてきます。ここではライフワークバランスがなぜ重要なのか、メリットや問題点には何があるのか、などを見ておきましょう。

 

ライフワークバランスってなに?

最近よく言われるライフワークバランスとは、「仕事と生活の調和」のことを指します。仕事は生活を支えるために重要なことであり、生活を充実したものにするための大切な糧でもあります。また、仕事に生きがいを感じることも人生においては大事です。

そのような中、仕事に重点を置きすぎた結果、生活に支障をきたすなどの問題がなかなか無くなりません。

そのためワーカーホリックなどに陥り、家庭での時間を充分に取ることができなかったり、心身ともに疲れが溜まり精神疾患などを患ったりするケースも珍しくありません。

仕事を減らせばそれらの問題は解決するように思いますが、同時に収入も減るため満足な生活が送れなくなる危険性もあります。

こうしたことから、ライフ(生活)とワーク(仕事)のバランスを上手に保つ環境を作ろうとしてできたのがライフワークバランスという考え方です。

 

ライフワークバランスを考えることはなぜ必要なの?

高度成長期が終わり、主に男性が仕事で経済的に支え、女性が家事や育児をするというライフスタイルは過去のものとなりました。働き方も多様化し、女性の社会進出も活発になってきました。

今や子育てや介護、地域の課題について、男女を問わず支えることが社会の理想となっています。また仕事だけでなく、家庭や趣味などを充実させることが個人の生き方としても理想的なものと考えられるようになった結果、ライフワークバランスを考えることは社会人として大事なことになったのです。

また、国の施策としてもライフワークバランスを推進するようになってきており、これを支援することが企業にも求められるようになっています。

 

ライフワークバランスのメリットとはなに?

ライフワークバランスのメリットとして、優秀な人材が流出するのを防ぐことができるという点があります。

出産、育児、介護などで社員が仕事を続けることを断念せざるを得ない状況も起こり得ます。しかし、ライフワークバランスを重視する企業なら働き方の多様化に対応できます。そのためこのような状況でも社員は仕事を続けることができます。このような取り組みをする企業は、新しく入る社員にとっても魅力的で、企業イメージのアップにも繋がります。

仕事と生活を両立させるためには業務の効率化が欠かせません。その結果、生産性が向上し、社員のモチベーションアップにも繋がります。

社員は心身の健康度を向上させることができます。テレワークなどの導入で過労による病気なども食い止められます。

また、優秀な人材が流出するのを防ぐと、代わりの人材を採用するコストの削減ができます。長時間労働が減りテレワークが導入されると、光熱費や交通費の削減も可能となります。

 

日本のライフワークバランスの問題点とは?

日本のライフワークバランスの問題点は、大きく分けて3つあげられます。

まずライフワークバランスの言葉の意味が理解されていないことがあります。社員の間で仕事に対する認識に差が生まれてしまい、不公平に感じる社員が出てきます。社内で言葉の概念や具体的にどう働くのかということを明確にし、共有しなければなりません。

経営陣の理解が得られていないこともあります。コストや生産性の低下を嫌がり、導入の協力を得られないこともあります。社内の課題と、導入時のメリットを具体的な数字で示すことが大切です。

日本企業の風土という問題もあります。日本企業は残業に対してマイナスイメージを持っておらず、「頑張って働いている」ととらえています。また、残業代が減ることを嫌がったり、マイナス評価を恐れたりする社員もいます。労働時間だけではなく、業務の質や結果で評価する仕組みが必要です。

 

ライフワークバランス実践のための企業の取り組みは何がある?

ライフワークバランスを実現するために、企業として取り組めることの一つに、福利厚生制度の充実があります。例えば、女性だけでなく、男性も育児休暇がとれるようにすることなどです。

二つ目に労働時間の削減があります。残業時間に制限をかけたり、有給休暇の取得を推進したりすることで、仕事以外の生活を充実させることができます。

三つ目は人事評価のあり方を見直すことです。有給休暇をとらず長時間働いていることを評価するのではなく、短時間でも実績を上げている社員を評価したり、育児休暇後、復帰した社員への評価を不当に低くしたりすることがない、といったことがあげられます。

四つ目に働き方の選択肢を増やすということがあります。テレワークやフレックスタイム制などを導入することで、育児や介護をしながら働くことが可能になります。

 

ライフワークバランスについて

ライフ(生活)とワーク(仕事)のバランスを上手に保つという考えで生まれたのがライフワークバランスです。子育てや介護、地域の課題などを男女ともに支え、仕事だけでなく、家庭や趣味などを充実させるという点でライフワークバランスは必要です。
そのメリットには、優秀な人材が流出するのを防ぐこと、生産性が向上し社員のモチベーションアップに繋がることなどがあります。
問題点としては、言葉の意味の誤解、経営陣の理解の無さなどがあります。ライフワークバランスを保つうえで企業が取り組むことには、福利厚生制度の充実、人事評価の見直しなどがあります。
テレワークの導入などによりライフワークバランスを見直す環境は徐々に整いつつあります。現状に満足せず、働き方などについて今一度考えてみましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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