コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

テレワーク鬱(うつ)ってなに?企業ができる改善策とは?

第48回 20年10月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

テレワークという働き方は新型コロナウイルス感染拡大によりさらに普及しています。しかし、実際に始めた方でテレワーク鬱なる病に悩んでおられる方がいるのをご存知でしょうか?そのテレワーク鬱について詳しく調べてみましょう。

 

テレワーク鬱ってなに?その原因とは?

テレワークにより場所にも時間にもとらわれず自由に働くことができますが、慣れないテレワークによって従業員がテレワーク鬱に陥ってしまうという例が増えています。

テレワーク鬱とは、本格的な鬱病に至らないまでも、意欲喪失、睡眠障害、頭痛などの症状が起こる状態を指します。在宅勤務による環境変化、仕事内容の変化が原因としてあげられます。

またステイホームにより外出する機会が極端に減ること、それによる運動不足や人に接する機会が減ることも原因となります。

他にも、オフィス勤務に比べて仕事と私生活のメリハリをつけにくいというストレスや、生活リズムが崩れてしまう、ということも原因となります。

テレワークではオンライン会議という形でのコミュニケーションは取れますが、それ以外での人との直接的な対話をする機会が極端に減ってしまいます。

直接顔を合わせ、何らかの言葉を交わすコミュニケーションの取り方は、人が生きる上で大切であるだけでなく、このようなテレワーク鬱を防ぐ手段となります。

 

テレワーク鬱を防ぐために朝礼や終礼が有効な理由とは?

テレワーク鬱を防ぐのに朝礼が有効なのは、起床時間が遅くなるのを防いでくれるからです。

さらにオンラインで朝礼をするとお互いが顔を合わせることになるので、身だしなみをきちんとしたり、女性の場合はメイクをしたり、という準備をします。実際に出勤するのと同じように身なりを整えるため、頭が仕事モードになってシャキッと切り替えができ、日中もだらだらとしにくくなります。

朝礼で今日の自分がしなければならないこと、共同で行わなければならないことを確認し合うことで、相互に仕事の状況を把握でき、協力する際に相談しやすくなります。

離れていてもチームでの仕事を進めやすくなるので、業務の効率化だけでなく、孤独感の軽減にも繋がります。

終礼で進捗状況等を報告することにより、いつまでもだらだらと仕事をすることがなくなります。仕事と私生活に一定のメリハリを付けることができるので、オフィス通勤に近い状態で働くことができます。

 

テレワーク鬱防止にビデオ会議が有効な理由とは?

テレワーク鬱に陥ってしまう原因の一つのコミュニケーション不足を解消するのに、ビデオ会議が有効とされています。

ビデオ会議アプリを利用し、毎朝、終礼、定期的な会議を行うことで、進捗状況の報告ができるだけでなく、従業員の仕事にメリハリを持たせることができます。

メンバーがそろった会議の場を設けると全員の表情が見えます。仕事面、生活面で何らかの問題を抱える従業員がいたら、表情や言動である程度察知できます。

それにより必要なサポートを個別に行うこともできます。仕事面や生活面での問題が無くなれば、テレワーク鬱に陥る可能性も少なくなります。

 

テレワーク鬱防止に新たな評価基準を設けるのが有効な理由とは?

テレワークでは自宅で仕事ができて、通勤ストレスから解放されて作業効率が向上する方も多い一方、慣れない環境にテレワーク鬱となってしまう方も少なくはありません。そういった従業員を少しでも減らすために、企業側にもできることはあります。

テレワーク鬱を防止するため企業ができることの一つに、新たな評価基準を設けるということがあります。成果にのみ偏り過ぎていては、できる人・できない人で差ができてしまいがちです。それも大事ですが、チームの一員としての協調性はどうだったか、スムーズに連絡に応じることができたか、などの過程も評価対象とする必要があります。

家での仕事は、自宅の用事という邪魔が入り、長時間集中して仕事ができるとは限りません。会社にいる時とは同じように仕事ができないことも考慮し、達成基準を下げてやることでストレスも軽減されます。

 

テレワーク鬱防止で気軽なコミュニケーションの場が有効な理由とは?

テレワーク鬱を防ぐために、気軽なコミュニケーションを取れる場を設けるのが有効とされています。ビデオ会議アプリを利用して、自由参加のオンラインランチや、飲み会などを行えば、気軽にコミュニケーションを取れるようになるだけでなく気分転換も図れます。

雑談や相談ができる場を設けることで、ストレスを発散でき、メンタル管理を行うことができます。

ただし、参加を強制するのではなく、入退室自由にするなど、負担なく参加できる形式を心がけることが大事です。

実際に相手と会ってコミュニケーションを取ることが難しいとしても、ビデオ会議アプリを利用してコミュニケーションを取ることもできるので、人とのコミュニケーションを諦めないようにして下さい。

 

テレワーク鬱とその改善策について

テレワーク鬱では、鬱病の手前で睡眠障害、頭痛などの症状が現れます。その原因は、運動不足、コミュニケーション不足、仕事と生活のメリハリが無くなることなどがあります。
それを防ぐには、朝礼や終礼などで会社にいる時に近い状況を作ることが大事です。従来とは異なった、より達成しやすい評価基準を設定することも大事です。
そして、コミュニケーション不足を解消するため、ビデオ会議アプリの利用で、仕事だけでなく飲み会なども取り入れることも必要です。もちろんテレワークをしていても、何日かに一度は出社し皆と顔を合わせ、コミュニケーションを活性化することも大事です。
新たな挑戦には問題はつきものですが、それを乗り越えた先に理想に近い働き方が見えてきます。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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