コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

有給休暇の取得を従業員に促すには?②

第72回 21年03月更新

鈴与シンワートDX推進部A氏

働き方改革が叫ばれ始めてから、皆さんの会社では有給休暇の取得は増えてきたでしょうか?日本人は勤勉でよく働きますが、その割に生産性は高くはありません。生産性を高めるためにも有給休暇の取得増加が役立つかも知れません。このような観点で有給休暇を考えてみましょう。

 

有給休暇取得の推進で従業員のモチベーションが向上するって本当?

働き方改革の一環として、2019年4月から年次有給休暇の取得が義務化されました。その結果、有給休暇を積極的に取得しようという企業が増えつつあります。

ただ一方で、従業員を休みなく働かせた方が製品も多く作れ、より多くのサービスを提供できるのではないかという考えもあります。

しかし、人間は動き続ける機械ではなく適度な休憩が必要です。働いた量とその成果が正比例となることは無く、疲れてくると徐々に生産性は下がるのは間違いありません。

うつ病を発症して仕事が続けられなくなったり、過労死してしまったりするようでは元も子もありません。

有給休暇取得で休めば従業員は心身ともにリフレッシュでき、モチベーションの向上につながります。適度な休息により、むしろ業績はアップします。また柔軟な発想から思いもかけない新製品が生まれ、それが大ヒットすることがあるかも知れません。

 

有給休暇取得の推進で離職率が低下するって本当?

育児や介護などが必要な方が増えたこともあり、昔の「仕事一筋」という考え方は通用しなくなりました。

人材不足の昨今、働き手を確保するためにも、企業は休日を増やす必要に迫られています。有給休暇の取得を推進すれば、求職する側の企業評価が上がり、優秀な人材の確保や離職率の低下が見込めるのです。

有給休暇取得を推進するだけで人材不足で悩まなくても済むというのは、企業にとっては有難いことです。

離職率が低下すれば、新たな人材確保のための広告費が削減できます。人材不足に悩まされることも無く、従業員の適度な休息が生産性の向上にもつながります。

 

有給休暇取得の推進で従業員満足度が上がるって本当?

企業内で一斉に有給休暇を取得する、時間単位の取得を認めるなど、有給休暇を取得しやすい環境づくりに取り組む企業が増えています。

勤続5年を迎えた従業員に1か月連続の休暇を与えるという制度や、結婚記念日・誕生日に有給休暇の取得を推奨するという制度など、ユニークな有給休暇の制度を設けている企業もあります。

有給休暇の取得率が向上したことで、「心身のリフレッシュができた」、「子育てとの両立がしやすくなった」、「家族が喜んだ」などの意見が聞かれ、従業員満足度が向上する効果が見られています。

従業員満足度が高まることにより、従業員のモチベーションがアップし、生産性が高まることで、最終的には顧客満足度の向上にもつながります。

 

有給休暇取得を促進する方法の一つの計画的付与制度とは?

従業員の有給休暇の取得率を上げるために、年次有給休暇の計画的付与制度というものがあり注目されています。

労使協定を結べば、付与された有給休暇のうち5日以外について、その定めに従って企業側が有給休暇を計画的に割り振れるのです。

年次有給休暇が10日付与されている従業員は5日、20日付与されていれば15日が計画的付与の対象となります。

計画的付与制度によって定められた有給休暇の取得日については、働く側が日を指定できず、また取得を拒否することもできないとされています。

計画的付与には年末年始やお盆を含めた夏季休暇などに有給休暇を計画的にプラスすることで大型連休にすることや、一日休みを増やして連休にするなどの方法があります。

 

有給休暇取得を促進する方法の一つのプラスワン休暇って何?

働き方を変える取り組みの一環で有給休暇の取得率を上げるため、厚生労働省ではプラスワン休暇という形を取ることを企業に奨励しています。

有給休暇取得を推進する方法に計画的付与制度というものがありますが、会社で決まっている休日に年次有給休暇を1日プラスすることで3連休にするような休み方をプラスワン休暇と呼んでいます。

土日の休みの前の金曜日または翌日の月曜日を有給休暇にしたり、公休の2日前や2日後に祝日があればその間の日を有給休暇にしたりするなど、連続して休暇が取れるような仕組みです。

あらかじめ有給休暇の取得日が決められていることで、有給休暇の取得を言い出しにくいという日本人ならではのためらいを感じることもなく、企業側も労務管理がしやすいというメリットがあります。

 

有給休暇の取得推進について②

昔は休まずに働き続けることがよしとされていましたが、時代が代わり有給休暇取得を推進するという状況になりました。有給休暇の取得が推進されれば、従業員のモチベーションの向上、離職率の低下、従業員満足度の向上などのメリットが生まれます。
従業員の有給休暇の取得率を上げるために、年次有給休暇の計画的付与制度というものがあります。その中の一つが、休日である土日の前の金曜日、後の月曜日に休みを取るプラスワン休暇です。
有給休暇を取って休むことは、本人にとって一番大事ですが家族も喜びます。それにも増して企業イメージが上り、生産性も向上するという大きなメリットにもつながります。本人や家族、そして企業にとって有益な有給休暇の取得を推進していきましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートDX推進部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、DX推進部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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