コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

テレワークで従業員が持つ不公平感を払拭するにはどうすればいい?

第73回 21年03月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

感染症の拡大により、テレワークなどの働き方改革の推進を余儀なくされています。皆さんの会社ではテレワークは好評でしょうか?これまでの働き方と大きく異なるため、不公平感が生まれやすいシステムです。ここでは従業員が持つテレワークの不公平感について考えてみましょう。

 

テレワークを推進していくと従業員が不公平感を持つのはなぜ?

テレワークが多様な働き方の一つとして注目されています。検討する企業も増え実際に運用を始めている企業もたくさんありますが、立場の違う従業員の間で不公平感が生まれる懸念もあります。

まず、同じ会社においても、テレワーク自体を導入しやすい部門と導入しにくい部門があり、職種による公平性を確保しにくいという点があります。職種によっては、出勤せざるを得ないなど、「勤務形態を選べない」ということが不満を呼びます。

また、テレワークで働く人には、自分への情報共有が遅いと感じる、オフィスにおいて仕事をさぼっている人がいるのではないか、正当な評価がされないのではないか、などの不公平感があります。

一方、オフィスで働く人には、電話や来客応対などオフィスでないとできない業務が負担に感じる、テレワークにおいて仕事をさぼっている人がいるのではないか、テレワーク勤務者には仕事を頼みにくい、などの不公平感があります。

これらはいずれも働いている場所が離れていることや、労働条件が異なること、評価の基準に納得できていないことなどの理由によるものです。

 

不公平感の払拭に就業ルールを徹底させることが重要な理由とは?

テレワークの導入後は、同じ企業でも今まで通り出社して仕事をする人もいれば、出社せずに見えない所で働いている人もいるという状況が起こります。

このような状況では、多様な働き方を網羅した新たな就業ルールを作成し徹底させることが企業には求められます。これまでの就業ルールを変えることなく働き方だけが変わると、従業員は不公平感を感じることになるからです。

勤怠の管理方法や光熱費・通信費の負担に関する規定など、決めなければならないことはたくさんあります。不公平感が最も出やすい評価制度の整備も忘れてはなりません。

 

多様な働き方の導入にあたり従業員の意識を改革する方法とは?

多様な働き方の導入にあたり従業員の意識改革を成功させるポイントの一つが、従業員に企業の企業理念・戦略を理解してもらうことです。

働き方が多様化し価値観に変化が生じても、企業理念や戦略には普遍性があります。働き方の多様化においては、この企業理念や戦略をきちんと従業員に意識してもらう必要があります。そのためには、それらを理解してもらう努力が企業には求められることになります。

多種多様の働き方を導入するということは、当然生産性を上げる目的と会社理念・戦略との方向性を同じくしているはずです。

小さな成功体験を広げていくことも大事です。人は変化を嫌いますが、「多種多様な働き方を入れることで生産性が上がると同時に従業員も楽になる」ということを小さな成功事例で示すことで、従業員は主体的に仕事の方法を考え、実行し改善できるようになります。

経営陣の意識改革も必要です。従業員に対してしっかりとコミュニケーションを取り、従業員をリスペクトしなければ意識改革は生まれません。その意味で経営陣は、多種多様な働き方の導入に対する従業員の意見を真摯に受け止めて改善・改革を行うことが必要となります。

 

不公平感を持つ従業員に企業ができるフォローとは?

感染症が広がる中で行うこととなったテレワークという働き方にすぐに順応できた方もいます。しかし、その一方で戸惑いを感じている方や、更には不公平感を持ち不満に思っている方が少なからずいます。

テレワーク率の向上という目標もあり、企業の中には準備も整わないままテレワークを押し付けてしまったところもあります。

始めるにあたっては、テレワークを行う理由やその目的を従業員全員に伝え意識改革を促すことから始めなければなりません。不安を抱えた従業員は、一方的な命令だけではなかなか動いてはくれません。

もちろん環境の整備も大事です。勤怠管理のためのツールを導入したり、業務の進捗状況をオープンにしたりするといったテレワークならではのルール作りも必要です。そしてやったらきちんと評価する、その基準も設けておくと安心して働けるのです。

離れていても情報をスムーズに共有できるよう環境を整え、頻繁にコミュニケーションを取り、不満が溜まらないようにしてあげましょう。

 

テレワークで従業員が持つ不公平感を払拭する方法

オフィスと自宅という離れた場所で業務をすると、お互いに「さぼっているのではないか?」「評価が不公平だ」といった不公平感を持つようになります。このような状況になる前に、多様な働き方を網羅した就業ルールを作成し、従業員に徹底させることが企業には求められます。
多様な働き方の導入にあたり従業員の意識改革を成功させるポイントの一つが、従業員に企業の企業理念・戦略を理解してもらうことです。不公平感を持つ従業員に対し企業ができることには環境の整備が大前提ですが、テレワークを行う理由やその目的を従業員全員に伝え意識改革を促すことが必要となります。
その上でグループウェアをフル活用し、コミュニケーションを今まで以上に取るよう努めてみましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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