コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

テレワークが定着した今、私たちの働き方はどうなるの?

第81回 21年04月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

想定もしていなかった新型コロナウイルスの蔓延により、テレワークという労働形態をとらざるを得なくなりました。皆さんの会社ではテレワークは定着しているでしょうか?思わぬ形で始まったテレワークが定着した後、私たちの働き方がどうなるのか見ておきましょう。

 

テレワークが定着すると企業にとってどんなメリットがある?

テレワークが定着すると、企業には離職率を下げられるというメリットがあります。出産や育児、親の介護に伴って離職する方が後を絶ちません。業務を熟知した従業員が、家庭の事情により離職するのは企業にとって損失です。テレワークという働き方ができれば、そういった方も働き続けられます。

次に経費の削減につながるというメリットがあります。テレワークが進み出社人数を抑えることで、より狭いオフィスで事業を行うことが可能になり、賃料などの経費が抑えられます。また、出社回数を抑えることで、交通費の支給も減らすことができます。

さらに、非常事態においても事業継続が容易になるというメリットもあります。パンデミックに限らず台風・地震などの自然災害が発生しても、自宅などで業務ができれば事業の継続が可能となります。

 

テレワークが定着すると地方が活性化するって本当?その理由は?

多くの企業が大都市に集中していることもあり、地方は過疎化、高齢化、地方経済の低迷化という問題を抱えています。深刻化するこれらの問題を解決するためにも、テレワークを定着させる必要があります。

テレワークを地方で行うことを「ふるさとテレワーク」と呼びますが、これにより働き口が見つからない、賃金が低い、という地方が抱える問題が少なくなり地方活性化につながります。

地方は大都市と比べ物価も安くマイホームも持ちやすくなります。自然に囲まれての子育ても可能となるなどライフワークバランスが向上するだけでなく、地方住民との交流も活発になります。

ふるさとテレワークは地方での働き口を生みます。優秀な人材が地方で暮らす親の介護で離職することもあります。ふるさとテレワークはその問題を解決するだけでなく、地方での新規採用も可能となり、大企業の無い地方でも働き口を見つけることができます。

 

テレワークがここまで浸透した理由とは?

テレワークが浸透した背景には以上のような企業側のメリット、地方の活性化の他、従業員側のメリットもあります。

従業員側のメリットの一つは通勤に時間を割かれないということがあります。それにより、働いている時間以外を家庭のため、あるいは自分のために使うことができます。自由度が大きい働き方になるので、テレワークを希望する従業員が増えているのも事実です。

これらのメリット以外に、柔軟な発想を学ぶ機会が増えたこと、第三次産業が労働人口の76%と大幅に伸びたこと、デジタル化が進みスマートフォンをはじめとしたデバイスが進化したこと、Wi-Fiなどの通信インフラが整備されテレワーク環境が整ったこと、などもテレワークが浸透した背景にあります。

 

今後のテレワークの位置づけはどうなる?

新型コロナウイルスが蔓延する中、従来の働き方をするのには限界があります。できる限り接触を減らすためにも、テレワークはさらに広まると考えられます。

ただ、準備が不完全なままテレワークを導入したという企業も多く、仕事の分担が難しい、アドバイスをもらいにくい、資料を閲覧しにくい、ハンコをもらうために結局出社する必要がある、などの問題も多く見られます。また、女性からは、子供が家にいて仕事に集中できないという意見もあります。

新型コロナウイルスと共存するためには、そのような問題を改善し、全ての業務をオンラインで行うことができる「仕事のデジタル化」を進める必要があります。それさえできれば、テレワークの位置づけはより高いものとなっていくはずです。

 

テレワークでの仕事を円滑にすすめるためにはどうしたらいいの?

テレワークでは上司や同僚と顔を合わせないことで、今まで当たり前にできていたコミュニケーションが不足し、上手く情報が伝わらなかったり、すれ違いが発生したりという「意思疎通の問題」が思わぬところで発生しています。

それぞれの仕事の進捗状況が分からず、業務全体に遅れが生じ大きな問題に発展してしまうこともあります。また、周りの人とのコミュニケーションが少ないことで孤独を感じてしまったり、上司や同僚の目がないためモチベーションが上がらず、仕事に集中できなかったりすることもあります。

これらの問題を解決するには、メールやチャットのみに頼らず、Web会議システムを使ってのオンラインの会議をするという方法があります。同僚の顔を見ながら話ができるので、業務内容を共有する際、重要な事項を逃してしまうということを減らせます。

また、会議だけで終わらず雑談タイムを設けることで、従業員のストレスを解消しモチベーションを上げることができ、効率よく業務できるようになります。

 

テレワークが定着した時の私たちの働き方について

テレワークは新型コロナウイルスの蔓延を受けての働き方として注目されています。テレワークがここまで定着してきた背景には、企業側あるいは従業員側のメリットが多いこと、デジタル化・通信インフラが整備されたことなどがあります。
ただ、テレワークにはコミュニケーションが取りづらいなど不完全な部分もあります。これらが改善できれば、テレワークの位置付けはさらに高いものとなります。テレワークでのコミュニケーション不足を解消するには、オンラインでの会議や雑談の場を設けることが役立ちます。
テレワークがスタートしてから時間が経ち、問題点も明確になってきました。今後は諸問題を解決し、テレワークを安定的なものとしていくステージとなるでしょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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