コラム

業務ツール考察『徒然なるままに、、、』

勤怠管理って何?なんで必要なの?

第92回 21年06月更新

鈴与シンワートマーケティング部A氏

皆さんの会社ではどのような勤怠管理を行っていますか?勤怠管理と言えばタイムカードを思い浮かべる方が少なくないと思いますが、そもそも勤怠管理とは何なのでしょうか?勤怠管理の目的や、きちんとした勤怠管理ができていないとどうなるのかについて考えてみましょう。

 

勤怠管理って何?そもそも勤怠ってどういう意味?

勤怠管理とは、企業側が従業員の勤怠を正確に把握し管理することです。ここで勤怠とは、出勤と欠勤のことで、出勤・退勤時間や休憩時間などの出勤状況を意味します。

勤怠管理は、原則賃金が発生する働き方をしている全従業員が対象になります。従業員の数が多ければ多いほど、一人一人の状況を細かく把握するのは手間や人手がかかります。そのため、多くの企業が勤怠管理システムを導入しています。

具体的には、タイムカードやICカードなどを利用し、始業から終業までの時間、時間外労働、有給休暇取得状況などを記録しチェックをすることになります。

企業の従業員が業務を行う開始時刻や終業時刻、休憩時間などを統一することを就業管理と呼びますが、就業管理に照らし合わせて、従業員の出勤や欠勤、休憩時間、遅刻・早退の状況、休暇の取得状況などの労働時間を正確に管理するのが勤怠管理です。

 

勤怠管理を行う目的って何?

勤怠管理をしっかり行なうことで残業代の未払いなどのトラブル防止や、無駄な残業が無くなることでコスト削減につながります。また外部に対しても健全な経営管理を行なっているというアピールになり、よい企業との印象を持ってもらうこともできます。

2019年4月1日に働き方改革関連法案の一部が施行されました。そして、従業員の過重労働防止の意識や、有給休暇を規定の日数取得しようという意識が高まりつつあります。

また、働き方の多様性が求められるようになり、フレックスタイムやリモートワークなどが導入されています。

法令をきちんと守り、多様化する働き方を築き上げていくためにも、勤怠管理が今まで以上に重要になってくることは間違いありません。

 

勤怠管理を行わないと企業としてどういう不利益が発生するの?

勤怠管理をしないと、従業員の適切な労働時間が守られているかどうかが不透明になります。

企業側がそれを理解していないと、過剰な残業時間が発生していても抑制できないことになります。そして労働監査が入った時に是正が生じたり、ブラック企業として周囲に認知されたりすることになり、評判、信頼を大きく落としてしまいます。

さらに、残業代等が適切に払われていなかったり、過剰な労働が常態化したりすると、従業員から訴えられて裁判になることもあります。そして、裁判に負けると残業代や延滞利息等を支払うことになり、企業にとっては損失となります。

また勤怠管理が行われず過剰な労働が行われていると離職率が上がり、人材不足が発生したり、新たな人材を確保するのも難しくなったりします。さらに法令違反で罰金が課せられることもあります。

 

勤怠管理を行わないと従業員にはどういう不利益が発生するの?

近年問題となっているブラック企業では、企業が行われなければならない勤怠管理が適正に行われていないことから、従業員が不利益を被るということにつながっています。

ブラック企業は劣悪な環境で従業員を雇っています。そんな劣悪な環境の代表的なものが残業代の未払いにつながるサービス残業です。

サービス残業は賃金不払残業とも言われるもので、タイムカードを押した後に残業させることです。タイムカードや出勤簿では表面上適正な労働時間になっていても、実際には報告以外の時間も仕事をしているということです。

従業員にとっては、働いた分の適正な賃金がもらえません。このことで長時間労働となり、健康を害することにもつながります。また、過重労働による過労死など、取り返しのつかない事態にもなりかねません。

 

労務管理って何?勤怠管理との違いとは?

労務管理とは、従業員の労働時間や休日、休暇、福利厚生はもちろん、賃金や賞与、手当といった「労働条件」にまつわる施策や制度を取り扱うことです。

具体的には、求人・採用に始まり、配置や異動、人材育成、人事評価、賃金および労働時間の管理といった、企業が従業員に対して行うすべての管理の総称になります。

これに対して勤怠管理とは、従業員の勤怠、就業状況を管理することで、労務管理の一部ということになります。

勤怠管理がきちんと行われていれば、労働者に対し適切な給与を支払うことができます。労働時間も適切となり、労働環境は整います。勤怠管理が行き届けば、スムーズな労務管理につながるということです。

 

勤怠管理の意味と必要な理由について

勤怠とは出勤と欠勤のことで、出勤・退勤時間や休憩時間などの出勤状況を指す言葉で、それらを管理するのが勤怠管理になります。勤怠管理を行なうことで適正な賃金が支払われ、残業代の未払いなどのトラブルが防止できます。無駄な残業が無くなりコスト削減に役立ちます。
勤怠管理がきちんと行われないと、従業員の適切な労働時間が守られているかどうかが不透明になります。従業員は残業代の未払いや過重労働という問題に巻き込まれます。勤怠管理とよく似た言葉に労務管理があります。これは人事評価、賃金および労働時間の管理といった、企業が従業員に対して行うすべての管理の総称になります。勤怠管理は労務管理の一部ということです。
きちんとした勤怠管理はコスト削減にも結び付きます。今一度現在の勤怠管理を見直してみましょう。

著者プロフィール(鈴与シンワートマーケティング部A氏)

2016年鈴与シンワート株式会社へ中途入社し、マーケティング部に所属し、今年で4年目。
元々はアシスタント業務をしていたが、現在は宣伝広告・広報担当として自社サービス、IT業界のマーケットを勉強中です。
日々の学習成果をコラムに綴り連載予定!!
よろしくお願いします。

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